スーパー・ボウル・AD篇



by dottenbaker さん


その日、ディーフは飢えていた。
連日、フレイザー処方のダイエット・メニューによる食事制限。
そして今日はスーパーボウルの会場警備にかりだされて食事の暇もない。しかも試合は長引いている・・・。

レイ:”あ〜あ、どうせならバスケの警備がしたかったよな”。
フレイザー:”レイ、試合を見るのでなく、会場を見張るのが・・・”。
ガルディーノ:”おい、ヒューイ。お前はどっちに賭けた?”。
ディーフ:グ〜、キュルルィィィ〜!←お腹が鳴っている。
ターンブル:"ココから見るとボールが、アーモンドのように見え・・"と呟く。

その瞬間、ディーフの目がピカッ!と光り、尻尾がピンッとなる。

BGM:レイダースのマーチ(映画「インディ・ジョーンズ」のあの曲です)

アナウンサー:”・・ボールをキャッチして・・・あ〜っと、何処からか白い狼が乱入しました!ボールめがけて弾丸のように・・!おおっと、続いて何故か騎馬警官も・・更にゴリ・・いや、警官も・・・”。
両コーチ:"とにかく、とっ捕まえろ!"と絶叫。

騒然となる会場。ボールを持って命がけで逃げるプレイヤー。
涎を垂らして爆走するディーフ。タックルを巧みにかわして追うフレイザー。
全てをなぎ倒して突進するヒューイ。それを面白くなってきやがった♪と見守る(?)レイ。

"Have a break, have a KitKat♪ 期間限定アーモンド味発売中!" 

一同、気をつけの姿勢でちょっとうつむいている。前代未聞の・・・とガミガミ怒鳴っているサッチャーとウェルシュ。
うなだれているディーフの足元には、空気の抜けてペチャンコになったフットボールが・・。
ちゃんちゃん♪



(2005年2月)



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