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2004.10.31 カナダCBC放送 4時間 ポリティカルミステリー

自分でも何を書いているかわかりません。もう複雑すぎて・・・
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ある日、ケベックの川でカヌー遊びをしていた首相が転覆し死亡しました。そのカヌーには首相ツアーガイドマデランマンゼルという女性弁護士の計3人が乗っていました。

訃報をニュースアナウンサー(フレイザーパパ)が報道しカナダ全体が揺れます。

ハーグにいる首相の息子トム・マクラグラン(ポール・グロス)にも首相の死が伝えられました。

RCMPチームはリアン・コリンズ(レスリー・ホープ)率いる捜査班を死亡現場に送りました。リアンはベテランでコソボやアフガニスタンへ派遣されたこともあるforensicの専門家です。

リアンが首相のガードマン(ターンブル巡査)に聞き込みに行くと、ボートに乗っていたマデランという女性は環境についての専門家でもあり首相の愛人だったことがわかりました。ガードマンは不倫の邪魔をしたくないために彼ら3人きりで川遊びに行かせたのです。愛人マンデルの遺体はまだ見つからず、ボートに乗っていたツアーガイドのジャックマンだけが生き延びました。

【場面はノートルダム大聖堂】
葬儀でトムは感動的な追悼をします。

追悼の言葉の一部(トムが父親との思い出を語っている場面)
「ある夜、川辺に私たちが座っていると谷からカリブの一群が移動するのが見えました。そしてとても巨大な太陽が沈んで行き、同時にそれはそれは大きな月が昇ってくるのが見えたのです。私は父を見ました。すると父は泣いているんです。私がどうしたの?と聞くと父は答えました。「見よ、この美しい光景を。これが我が国だ。素晴らしき我が国の一部なんだ。」



トムの名追悼に全カナダが感動の渦です。これに目をつけた元首相の取り巻きたちがトムに首相選挙への出馬を要請します。しかしトムは拒絶しました。「僕なんかが首相についたら2ヶ月で終わりだよ。」と。

【場面はボートの鑑識をしている研究所】
リアンはケベックの警察官デュゲイと鑑識結果を聞いていました。そこにやってきたのがCSIS(カナダのCSIみたいなもの) と名乗るドン・プリチャード氏(CKR)。彼はどこか謎で不気味な笑みを残してその場を立ち去るのでした。不気味〜不気味〜。

リアンは鑑識結果を持ってトムのところを訪れます。トムは「父の不倫のことまで調査結果に書かなくてありがとう」と言いました。なんだか二人いい雰囲気です。トムはリアンの質問「選挙に出るの?」に「誰も僕に入れるひとなんかいないよ。」と謙遜です。リアンはそんなかっこいい独身首相に目がハート型になりました。

最初は出馬の意向の無かったトムでしたが、テレビで副首相がまんまと我が物顔で政権をとろうとするのを見て面白くありません。よって出馬する決心をしました。

立候補者は次の三人です。

● マーク・レビーン(ちびでぶのおじさん 後でヒーローになります)
● カム・リチー (よくある顔で別に覚えなくてもいいと思ったら大間違いでした。最後の方でトムと政権争いをする重要人物でした。)
●トム・マクラクラン (Paul )

結局カム・リチーにに上手く取り入り票を稼いだトムが首相の座を獲得しました。

その間、リアンとデュゲイは前首相の乗っていたボートのツアーガイドのジャックマンの経歴を調べます。すると森の中で銃声が・・・。ジャックマンは自殺してしまったのです。しかし結局検死の結果、彼はがんを患っておりいずれ死ぬ運命だったのが判明します。

主権を手にしたトムは次々と斬新な改革をしていきます。前首相のときに棚上げされていたUNGAVA COMPACT(ダムプロジェクト?)を施行し、バリバリと独裁的に物事を進め、他の閣僚が口を挟むことさえできません。そして彼は今まで応援してくれていた三人の側近さえもあっさり首にしました・・・。

***

ジャックマンの捜査を続けているデュゲイはジャックマンが元働いていた軍事基地を訪れビデオテープを入手します。そこには元首相への不満を訴えるジャックマンの姿がありその側にはドン・プリチャード(CKR)の姿があったのです。なんでこんなところにプリチャードが・・・・!!!

よくよく調べるとドンプリチャードはCSISには存在しないことがわかりました。名前も本当は「ダニエル・ホルト」と言い元軍人でジャックマンとも知り合いでした。そしてたまげたことに
カブールで車の爆発事故で死亡していることになっていたのです。わお☆

***

首相は弱っている国の財政を健全化するために「水」を武器に使うことをケベックとオンタリオの知事に提案します。そしてインデアン部族のトップも呼んで合意のうちで進めようと策を練ります。

副首相マークはある日、インターミッションなんとかコミッティから、アメリカの穀倉地帯が干されていてあと何年もしたら地下水層も無くなり完全に枯渇状態の危機に陥るということを知らされます。(コレ、事実らしいです。) アメリカが生き延びるには水をどっかから持ってくるかしかないわけで、カナダだけは「水の人権ナントカ条約(すみません、適訳が浮かびません)」に調印しておらずカナダは水を武器にできることがわかります。マークは「アメリカへ水を売って権力を及ぼうそうという計画」は得策ではないと警告します。しかしトムは聞き入れません。

***

そしてついにマデランマンゼルの死体があがりました。死因は強打。よって溺れたのではなくて殺人だったことがわかります。首相トムはショックビッグ! 何故なら元首相も暗殺されたことになるからです。

その頃、マークのところへリアンが訪ねてきて死んだマデランの財布から見つかった記事を見せました。それはウーハンで行われた カントロンステールのダムプロジェクト(カナダの水をひくための水道管の工事っぽい?)のサイン式のものでした。(このプロジェクトは
元首相が反対していた) そこにはトムと死んだマデランが映っています。つまり二人は以前からの知り合いでこれに関わっていたのです。

トムは暗殺がわかると、三人の謎のビジネスマンを呼び出し怒りをぶつけます。どうやらこのビジネスマンたちが水を売るプロジェクトを遂行するためにホルト(CKR)を雇って元首相を暗殺したのでした。トムももちろんそのプロジェクトに関わっていましたが、まさか自分の父を殺してまで遂行するとは思っていませんでした。怒りのあまり叫びました。
I will drag you all to the very bottom of the ocean!!! お前たち全員、海の底へ引きづり落としてやる!」 

***

トム首相は自分の父が暗殺であるということがわかるとアフガンによるテロだと公表し、軍事的発動を起こしました。(つまりでっちあげ)
オタワの街に戦車が出現します。カナダが混乱状態に陥り始めます。

そのころ、不気味なホルト(CKR)はデュゲイのところを訪ねました。素性を突き止められたのでストーカーして発砲しようとしたのです。危うし デュゲイ!


最初の2時間はここでおしまい

すみませんね、わかり辛くて。つまり元首相は水プロジェクトのために殺されたわけなんです。
トムは犯人がホルトであるのを知りながらアフガンのテロなんて嘘を言って
カナダを混乱に落とし、自分の権力を増そうとしたのです。



☆Part1 の感想

噂には聞いていましたが、速い、複雑、素晴らしい! お金かかっている〜。どこぞの国の土曜ワイ○劇場とはえらい違いです。カメラワークも効果的ですし、音楽がまた忍び寄る怖さを出しています。水という問題を改めて考えさせられました。ポールのリサーチと先見に脱帽です。オタワの名所が次々と出てきたのも嬉しかったです〜。実際の政治的現場でのロケは迫力が違います。


追悼のシーンはもらい泣きしそうでした。これはトムの本心だと思います。彼(ポールの気持ちでもあるんです。)の素晴らしいこの国を守らなければいけないという気持ち。しかしそのトムのカナダを愛する気持ちが行き過ぎてあーゆー暴走を招いたんだなぁと思いました。この追悼のシーンの涙は「You must remember this.」を思い出しました。また音楽がいいじゃないですか!「Jib」を連想させます。こんなに厳かで心にしみるシーンなのに、なんじゃいそのあと流れたコマーシャルは!(^_^;)  Ha Ha Ha〜 .comと陽気に笑っちゃって。何もこんなシーンの後に入れなくても・・・。(苦笑)

CKRの初登場のシーンは不気味でした。なんかニヤニヤ笑っちゃって。レイKのすがすがしさは何処よ〜と思わず叫びました。あまりにも不気味なのでリアン(レスリーホープ)が「彼のことFreakって呼びましょうよ。」と言ったのにはニヤっ。まるでそれじゃあフレイザーだよー。でも、上手いです、彼〜。 

トム首相は完璧に権力がピタっと合っていてすんごくかっこいいです。スーツがこんなに決まっているとは。もう役にはまりすぎ。そして首相の私服もいいんです。出てくる黒セーターがいちいちかっこいいです!ああ男性ってスーツを脱いだら(言い方がやらしい)こんなに家でも素敵なかっこをするものなのぉ?? 前半、首相と接するレスリーホープがかわいい。にこにこしちゃって。レスリーはどこでも大モテでした。


* 好きなシーン

1.トムの首相第一日目の議事堂の中に入ってスローモーションで歩くシーン。コートを脱ぐところは何回も見てしまいました。そして何回も倒れてしまいました。(しつこい→自分)

2・空港のシーン・・・三人を首にするシーン。「友達は友達。ビジネスはビジネスだ。」と血も涙もない彼にコロっ。

3.トムとリアンの gun-shyトーク。 離婚話やどうして別れたなど〜話すシーンはドキドキしました。二人一線を越えないようにしているんですよね〜。なぜかJudgmentalというセリフでディーフを思い浮かべましたが・・・・。

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